宇仁田ゆみ 「うさぎドロップ(4)」
24つったら
仕事はまだまだで
会社には不満ばっかで
酒ばっか飲んでて
自分のことしか
考えてなくて
あの頃 すでに
この人たちは
子供を守る側だった
わけか…
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いろんな人がいるモンだな…
当たり前のことだけど
保護者の
年齢やら
職業やら
出身やら
全部イロイロで
じいさんばあさんがいて
でっかい兄弟
小っこい兄弟
就職したときは
世界が広がった気がしたけれど
ある意味
こっちの方が
広いかもしれん…
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たしかにゆっくりお買い物したりお茶したり
そういう時間はまずないですよね
でも仕事の時間は自分の時間ですし
子どもとの時間も自分の時間なので…
大事な
楽ではないけど特別でもない
これ…やっぱ犠牲とかと
っと違うような…
そんな気持ちになりつつある
31歳の春
諫山 創 「進撃の巨人(1)」
845年
850年
村上春樹 「回転木馬のデッド・ヒート」
最近ある小説を読んでいて、金を払って女と成功しないというのはまっとうな男の条件のひとつであるという文章にであった。こういうのを読むと、なるほどな、と思う。
なるほどなと僕が思うのは、必ずしも僕がその説を正しいと思うからではない。そういう考え方もあるんだなぁと納得しているだけである。少なくともそのような信念を抱いて生きている男が存在しているという状況はそれなりにきちんと納得できる。
(中略)
そして僕はその昔、セックスが山火事みたいに無料だったころのことを思い出した。本当にそれは、山火事みたいに無料だったのだ。
「しかしこういう話は退屈でしょう?」と彼は言った。「健康な人に病気の話をするというのはたしかに野暮っていうものでしょうね」
そんなことはない、と僕は言った。何から何まで一部の隙もなく健康な人間なんてどこにもいないのだ、と僕は言った。僕がそういうと、彼は軽くうなづいた。
松原耕二 「ぼくは見ておこう」
「自分のためにプレーしながら、それがチームのためにもなる」カッティヴェリア
塩野さんは続ける。
「一流には、これはどの仕事でも同じことですが、悪意を欠いてはなれないのです。中田選手が所属していたペルージャの監督、マッツォーネの言葉が思い出されます。『すべてをもっているナカタだが、カッティヴェリアだけはまだ会得していない』」
そして彼女はこう締めくくった。
「積極的な意味の『悪意』が人間を神に変えうるのだと、ヨーロッパ的なヨーロッパ人は思っているのです」
釜本さんはコーヒーをひとくち飲んだ。
「花道を歩いていく人は、ずっと花道を行くんですよ。役者もそうでしょう。主役がいて脇役がいる。水戸黄門のドラマでも黄門さまがいて、助さん格さんがいる。花道を行く人はずっと花道を行くし、脇役はずっと脇役。なんでもそうでしょう」
スティーブ・ジョブス
「もし私が大学をドロップアウトしていなかったら、あのカリグラフィーのクラスにはドロップインしていなかった。そしてパソコンに今あるような素晴らしいフォントが搭載されることはなかっただろう。もちろん大学にいたころの私には、まだそんな先まで考えて、点と点をつなげることなんてできなかった。
でも、10年経って振り返ってみると、はっきりとわかる。つまりこういうことだ。点と点を将来に向けてつなげていくことはできない。できるのは過去を振り返ってつなげることだけだ。だから今はただの点だけであっても、将来は何らかの形でつながっていくと信じなければならない。自分の根性でもいいし、運命、人生、カルマ(業)でも何でもいい。とにかく信じることだ。信じれば確信をもって歩んでいける。人生を変えることができるんだ。」
『老後も進化する脳』 リータ・レーヴィ・モンタルチーニ著
映画監督山田あかねさん
「映画に限らず、やりたいことがあれば手を挙げてみること。学生時代にタイムトラベルできたら、若き日の自分に言ってやりたい。もっと前向きに考えれば、もっと早く夢が実現できるのよって」
『何でも見てやろう」小田実
塩野七生 「海の都の物語(2)」
ヴェネツィア共和国は、資源に恵まれなかった国である。資源に恵まれた陸地型の国家ならば、非能率的な統治が続いても、それに耐えていかれる。古代ローマ時代、ビザンチン帝国、そして、これからしばらくして、ヴェネツィアの宿敵として立ちふさがってくるトルコ帝国も、悪性が続いても、それが帝国崩壊につながるには、長い長い歳月を要した。一方、資源に恵まれないヴェネツィアのような国家には、失政は許されない。それはただちに、彼らの存亡につながるからである。都市国家や海洋国家の生命が短いのは、この理由による。
人間の良識を信ずることを基盤としていたフィレンツェの共和政体が1530年に崩壊した後も、それからさらに300年近く、人間の良識を信じないことを基盤にしていたヴェネツィアの共和政体は、存続することができたのであった。
塩野七生 「海の都の物語(1)」
数年前、日本で、ある人にこんな質問をされたことがある。
「現実主義者は、それが個人であっても国家であっても、なぜ常に憎まれてきたのだろう」
(中略)
その時の私は、彼の質問に答えることができなかった。しかし、今ならば、それができるような気がする。
「現実主義者が憎まれるのは、彼らが口に出して言わなくても、彼ら自身そのように行動することによって、理想主義が、実は実に滑稽な存在であり、この人々の考え行うことがこの人々の理想を実現するには、最も不適当であるという事実を白日のもとにさらしてしまうからなのです。
理想主義者と任じている人々は、自らの方法上の誤りを悟るほど賢くはないけれど、彼ら自身が滑稽な存在にされたことや、彼らの最善とした方法が少しも予想した効果を生まなかったことを感じないほどは愚かでないので、それをした現実主義者を憎むようになるのです。だから、現実主義者が憎まれるのは、宿命とでもいうしかありません。理想主義者は、しばしば、味方の現実主義者よりも、敵の理想主義者を愛するものです」
第四次十字軍の悪者は、日本の高等学校の西洋史の教科書から十字軍史の世界的権威とされるランシマンまで、ヴェネツィア共和国であることで一致している。
オリンピックTV観戦
伊調選手なり、ボルト選手なり、Mo Farah選手なり、連続して金メダルをとれる。 このレベルの維持の秘訣を聞いてみたい。 もちろん、吉田沙保里選手も頑張っていらして大変感動しました。
(日記)
娘が、「水が怖いのかい~?」といいながら水をかけてくる。 しまじろうのDVDを見すぎ。
オリンピックをみながら、私の膝上に座り夜の22時過ぎにもかかわらず、主菜(魚とラタトゥーユ)をぱくぱくと。その主菜は私のですが・・・、それでも、ごはん(白米)以外を突然たべはじめてくれて喜ばしい。